広報けいせい 

東中田小学校の子どもたちと交流しました

子どもたちは学校で学び、いずれは社会に出て生活していきます。
社会に出ると色々なことを学ぶことになりますが、小学生のうちから重要なことは学んでほしい。そんな立派な考えをお持ちの先生方もいらっしゃいます。

今回、特養めぐみの近隣にある東中田小学校の先生から「児童が将来社会に出て働く中で、必ず高齢者と関わる機会があるため、今のうちから高齢者との関わりを学ばせたい」とのお話がありました。
特養めぐみでは近隣との交流を強化しており、大変貴重なご提案をいただき、是非とも交流をお願いしますということで実現しました。

当日。子どもたちが特養めぐみに来訪されました。
まずはロビーで「特別養護老人ホーム」ってどんなところ?
といった簡単な説明をします。
「みんな老人ホームって聞いたことあるかな?」
「お年寄りが生活する施設も色々な種類があるんですよ」
もしかしたら、今日来ている子どもたちの中にも特養を利用しているおじいちゃんおばあちゃんがいるかもしれません。こどもたちは職員の話を一所懸命聞いていました。

ちょうど浴室が開いている時間だったため浴室をご案内しました。
「みんな、寝たきりのおじいちゃんおばあちゃんはどうやってお風呂に入るか知っていますか?」
「えーと、・・・」
「う~ん、なんか人が担いでお風呂入れてたかな・・・」
何となく知っている子もいましたが実際に特浴施設を見るのははじめなのかもしれませんね。
「では実際にどんな設備があるのか見てみましょう」

特別養護老人ホームめぐみでは近年、公益財団法人JKA様のご協力により最新設備の特浴システムを導入しました。子どもたちは特浴設備を見て目を丸くしていました。

続いてユニットのご案内です。
特別養護老人ホームめぐみは4ユニットあり、それぞれ10名がご利用いただけます。
ユニットごとにホールがありますが、特養めぐみでは「家庭的な雰囲気」をモットーに家庭にありそうな食器棚や家電製品、レイアウトもご家庭の台所をイメージしたレイアウトにするよう意識しています。

ちょうどホールでくつろがれているご利用者がいらっしゃいました。
「こんにちは。東中田小学校から来ました」
「まあ、かわいらしいお客さんだねぇ~」
「今日はどうしたの?」
その場にいたご利用者と簡単な交流をすることができました。

介護体験もしていただきました。
実際に補助具を使って歩いてみるとお年寄りの気持ちが分かるような気がしますね。
当法人の職員研修でも介護疑似体験をすることがありますが、それも重要なことだと思っています。

今日は東中田小学校の皆様にお越しいただき、とても貴重な交流ができました。この場を借りてお礼申し上げます。

子どもたちは、実際に特養の入居者がどんな生活をしているのか、年を取るということがどういうことなのか少しでもご理解いただけたと思っています。今日見学に来てくれた子どもたちが社会に出ていくようになった時、きっと今日のことを思い出していただけると信じています。
そして少しでもお年寄りの気持ちが分かりお互いに尊重し合える大人に成長していってくれると信じています。

(M.O.)