広報けいせい

相談支援部会2026年4月
今回の相談支援部会は、「今後、当法人で新規事業のコンセプトを検討している中で、参考になる法人・施設に視察をしに行こうという」ということで社会福祉法人睦月会りばぁさいど原宿さんの見学をさせていただきました。
社会福祉法人睦月会さんは東京エリアに数多くの事業所を持っている法人で、「障がい福祉」を基盤に『0歳から老年期の中で起きる問題や課題を隙間なく(シームレス)解決していく』ことに取り組んでいらっしゃいます。
今回見学させていただいた「りばぁさいど原宿」という施設は原宿という大都会の中で福祉が共存していく、もっと言えば「福祉」という言葉、概念をなくすという方針をもとに理事長の綿祐二様が区の依頼を受け、設計からすべてを監修する施設でした。
社会福祉法人睦月会では最新のICTの導入や福祉事業間とのコラボ、一般企業とのコラボ・連携をし、福祉だけではない、一般社会の中にある一つの企業、事業所として進めているとのことで大変多くのことを学ばせていただきました。


「りばぁさいど原宿」には食堂という概念がありません。
地域に開放しているカフェで利用者も職員も食事を取ります。もちろん地域に開放しているので一般のお客さんも来ます。原宿なので若い世代も利用しますし、そこで出すメニューは福祉で出るメニューではなく、通常のカフェで出すレベルの内容です。食事中にも原宿に遊びに来た若い方々が利用されていました。
実際に注文して食べてみましたがそのレベルの高さにびっくりしました。
利用者、一般客が混在する食堂兼のカフェですから、食事介助なども一般のお客さんが見ています。オープンな環境での介助をしていました。

こちらはコンサート会場です。
オーケストラ演奏もできるほどの規模の大きさです。

屋上に来ました。
現在、屋上庭園化を検討しているとのことでした。

こちらは一見すると上映コーナーのように見えます。
ですが、最新の骨伝導装置に対応した上映エリアとなっています。

こちらは利用者が使用するプールですが、職員も福利厚生として使用することができるとのことです。

少しお話をさせていただきましたので印象に残った点をまとめました。
●福祉の業界は人手不足と言われているがそんなことはまったくない。福祉ではなく、社会の人手不足。厳しく言えば「来てもらえない」「選ばれない」法人になっているだけである。
●これから人口減少が見込まれ、今後も社会的に人は少なくなっていくことが考えられる。だからこそ人がいなくても回せる機能を導入していくべき。AIの活用はそのひとつ。AIを使った日常記録(現在、一般企業と開発中)、バイタルチェック測定の自動化(腕時計型で自動測定、自動で記録に飛ばせる仕組み他)など。
●インテグレイト(統合)ではなく、インクルージョン(すべての人が多様性を尊重され、組織や社会の一員として活躍できる状態) であるべき。
●福祉同士の連携だけでは生き残れない。今は一般企業とのつながりが当たり前。 一般社会ではそれが常識 。
●この世の中に「福祉」「障がい」という言葉があること自体がいけない。今の福祉は「脱福祉」が必要である。
今回の見学は今、恵正福祉会で企画している新規事業(恵の家跡地を活用した総合事業)を検討していくうえで大変参考になりました。
今後も相談支援部会では今の時代に合った「生き方」を模索しながら新規事業において何らかの形にしていきたいと考えています。
(相談支援部会)
(M.O.)