広報けいせい 

相談支援部会発足に向けて(第2回目)

相談支援部会に向けた話し合いの第2回目を実施しました。
次回から正式に相談支援部会の開催とする運びとなりました。

今回の事前打ち合わせは、今後の相談部会の方向性について確認しました。
 ひとりの人の人生に寄り添っていくという観点では、現行の福祉サービスでは様々 
な課題が見受けられます。こういった課題点を整理し、当法人として課題の解決に向 
けて何ができるか、現状の事業運営の中、あるいは全く新しい事業展開として課題の 
解決ができないかなどを考えていくことにしました。 
 
その中でも

●子ども(障がい児)、成人(障がい者)、高齢の共生型について
●各制度の理解と課題、制度移行について
●高齢:いわゆる「8050問題」
●障がい:地域移行の取り組みによるご家族への負担、 障がい(成人)地域移行による受皿の変化。地域で暮らす障がいの方に対する受入れ先の不足などに対して当法人が何かできる事がないか
●一人職種もしくは少人数職種(相談支援部会メンバー)であるゆえの不安や悩み 
 を共有する場 
 
を中心に開催していくこととしました。

今回の打ち合わせの中で特に話題となったのは、地域包括ケアシステムの構想についてでした。高齢事業から話題が出ましたが、地域との連携については障がい事業についても同様に「地域移行」の流れがある中で、地域の受け皿について課題があることも議論されました。
一方で障がいの相談支援事業所からは、障がい児については、まだまだ「親が面倒を見るべき」といった風潮が根強く、その点で大変な思いをされている方が多い現状が伝えられました。短期入所施設が少ない現状や、ご家族のレスパイトなどの必要性も意見として投げかけられました。

最後に、出席職員同士の交流を行い、次回以降のメンバーや開催時期についても決定することができました。
準備期間を経て次回は正式な「第1回相談支援部会」の開催になりそうです。